概要
ジャンル:推理
総プレイ時間:5時間(全エンド)
ターゲット:本格推理ゲームがやりたい人
このゲームのあらすじ
ここは仙台D高専……。
三年生は謝恩会、二年生は二階の部屋で麻雀――。
こうして一年生しかいない学寮の三階で、一人の男子寮生が「連れ込み禁止」の掟を破った夜、惨劇の幕は切って落とされた……。
謎の密室殺人!
閉鎖的状況から消えた犯人!
そして起こる第二の悲劇……。
現場となった寮の三階から、犯人が逃走することは不可能に近かったはずだ!
……つまり、殺人鬼は……まだこの寮の中に?
という推理系ノベルゲーム形式のアドベンチャーゲームです。
プレーヤーは主人公・魚住駿人(うおずみ・はやと)となり、この事件を解決して下さい。
評価
難易度:★★★★★
ユーザーフレンドリー:★★★★☆
おすすめ度:★★★★★
前も言ったことがあると思うが、フリゲ界で本格推理ゲームと言うのは珍しい。というのも、推理ゲーと言ってもどこかしらに特殊能力があったり、オカルト的な現象が多分に含まれているゲームの方が圧倒的に多いのだ。そんな中、このゲームはその手のものには頼らない、至って現実的な設定のもとで繰り広げられる正統派推理ゲームである。まずその貴重さを噛み締める。そしてこのゲームはエンディングが複数ある。トゥルーエンドを辿る為にかなり苦戦した。プレイ時間からも察して欲しい。そうこうするうちにあれよあれよとエンドを回収していき、最後の最後華麗にトゥルーを辿ることが出来た。ということなので難易度は驚きの★5つ。めっちゃ難しかった。けど、ユーザーフレンドリーが★4つ。そう、このゲームはゲーム内にヒントがある。それを使えば何とかクリアできるのだ。筆者がそうであるように。まあ…ヒント貰ってもなお分からずに悩みに悩んだんだけど。なのでユーザーフレンドリー★-1なんだけど。それはさておき、冒頭でも語ったようにこのゲームは本格推理ゲーム。真相が分かってからもう一度やり直したとき、ああ…こんなところに伏線が…?とかはちょいちょいあったり。よ~く読み込んで勉強すれば大体の犯人は絞り込めるのだが、トリックがまあ難しい。一度死んだはずの被害者が生き返って…?とか、そんなこと…ねえ?あるわけないし…。と、ぐるぐるぐるぐる考えてしまった。この難事件をあなたは解けるだろうか?おすすめは圧倒的★5つ。
ちなみにだが、こちらはシリーズの原点。2作品目となるこちらのゲームは原点よりもさらにパワーアップしていて超絶おすすめ。