概要
ジャンル:デスゲーム×推理
総プレイ時間:3時間半
ターゲット:特殊な設定の推理ゲームが好きな人
このゲームのあらすじ
正解なら犯人は公開処刑、不正解なら犯人だけ脱出。
推理デスゲーム。
主人公は共同生活体験ゲームを開発した。
自分の脳のデータを送ることで、人工知能プログラムを搭載した架空の人物たちと楽しい共同生活を送れるゲームだった。
しかし何者かによってゲームが乗っ取られ、主人公は元の世界へ帰れなくなってしまう。
「アナタ達にはこれから殺人事件を起こしてもらいます。」
「主人公には犯人を当ててもらいます。正解なら犯人は公開処刑、不正解なら犯人にご褒美を…」
オーバースペック(特殊能力)を持った架空の人物(人工知能キャラクター)達と繰り広げられる殺し合い。
評価
難易度:★★★★☆
ユーザーフレンドリー:★★★★☆
おすすめ度:★★★★★
まずこのゲームは、何と言ってもイラストが独特である。まあ正直に言えば決して上手くはないイラストなのだが、筆者は全然気にならなかったし、そんなことすら気にならないくらいにストーリーや設定がよく作られていて、トリックも秀逸だった。全部で4つほど事件が起こるのだが、そのいずれもがあっと驚くトリックが使われており、すべてが一筋縄ではいかない感じがして推理ゲームに慣れている人でも満足できる作品になっていると思う。事件を推理するにあたって、ほとんどが詰むことも無かったが、いくつか自分の思うような選択肢がなく総当たりをする羽目になってしまったのが残念なところ。特に最後の最後は本当に総当たりだった。そして立ち絵を使った推理というのも斬新で、いろんなところに注目するべきというか観察眼すらも試されている…!と震えることになった。難易度はそんなこんなで★4つ。おすすめは散々語った通りとても満足して面白かったので、次回作も是非やりたいと思うくらいの★5つ。ただ一つ気になった点としては、展開に関して妙にあっさりとし過ぎている…というのがあった。そしてユーザーフレンドリーは推理フェーズで必ずセーブが入る仕様などもかなり親切であり、最後の最後も言うとネタバレになるので何がとは言えないがとても親切だなと思った。ただ選択肢の表現なんかがちょっと自分の思う感じとは違うこともあり、そんなところもあって★4つ。
これはぜひ遊んで欲しいと思う作品だった。