概要
ジャンル:サスペンスノベル
総プレイ時間:2時間(トゥルーエンドとバッド1つ)
ターゲット:異世界探索なサスペンスを味わいたい方
このゲームのあらすじ
鏡に映るその姿は、嘘か真か。桜の花びらがひらひらと舞う頃。中学3年生になった主人公達は、ある日校舎の中で不思議な声を耳にする。声のするほうへ足を運んでいくと、そこにはとても綺麗な鏡があった。「助けて」「助けて」と鏡から聞こえてくる幼い少年の声。まるでその声に誘われるように主人公達はなんと鏡の中へと吸い込まれてしまう。そこで目にした光景は、息を飲むほどに恐ろしいものだった。数年前に廃校になったはずの小学校……。存在するはずのない空間に足が竦むが、どうしても逃げられない。「僕は……罪を犯した」鏡から聞こえてきた声の主であろう少年が、そこにはいた。この少年は一体何者なのか。ここからは脱出することができるのか。
評価
難易度:★★★☆☆
ユーザーフレンドリー:★★★☆☆
おすすめ度:★★★☆☆
豪華にもフルボイスでしかもプロ集団によるゲームなのでイラストも見とれてしまうほど上手く、OPも凝っている印象。ただ遊んでみた感想としては、もう少しプレイヤーに選択を委ねてくれても良かったかなぁと思う。選択を迫られる場面が本当に片手で余裕に足りるほどしかなかったので、ゲームをしていると言うよりはホントに「ただノベルを読んでいる」と言った印象だった。なのでちょっとプレイヤーが置いてけぼりな気分になった。というわけなので難易度は★3つ、ユーザーフレンドリーも普通の★3つ、おすすめとしても豪華な印象ではあったのだが、「ゲーム」として見るとゲーム性の観点で★3つとなる。サスペンスとは言ってももちろん推理だとかすることもなく、淡々と読み進めていくだけ。だがキャラクターにはそれぞれ個性があってキャラ立ちもしっかりしており、罪を暴くその背徳感とドキドキ感のようなものを体感することが出来たと思う。「え?いや…あなたも結構罪犯してますよね?」ってちょこちょこツッコミ入れたくなるシーンもあったのだが、まあそこも含めて楽しめる方はプレイしてみると良いかも知れない。こういうフルボイスノベル系でサスペンス物が好きな人は、筆者的にはこちらのゲームをおすすめしたい。